3-2 データ型

型は数字や文字などの変数を宣言するもので、種類があります。
型によって記憶領域に確保するサイズ(ビット数)が違います。
サイズが違うため、中に入れられる数値の最大値が異なってきます。
OSが32bit(ビット)か64bitなのか、windowsかLinuxかなどでサイズが異なります。
処理系によって違うことに注意してください。
また、ここではbit数についてはふれませんが、入れ物の大きさだと考えてください。

64bitの主な環境でのデータ型

数値の種類windows
(bit数)
Linux
(bit数)
値の範囲
char文字(整数)88-128~127
文字だけでなく数値も入れられる
short単精度整数1616-32768~32767
int整数3232-2147483648~2147483647
long倍精度整数3264環境によって異なる
(32bit)
-2147483648~2147483647
(64bit)
-9223372036854775808~9223372036854775807
long long倍々精度整数6464-9223372036854775808~9223372036854775807
float単精度実数32321.175494e-38~3.402823e+38
double倍精度実数6464225074e-308~1.797693e+308
void型なし--

単精度とか倍精度、倍々精度という修飾語がでてきますが、これは入れ物の大きさを表しています。

ここでどの変数を使用するかを考えてみましょう、例えば整数を宣言するときに、
値が32767以内の値を入れる場合には short を使用します。
それ以上大きくて、2147483647以内の値を入れる場合には int を使用します。
それ以上の場合には、同様に考えてlong や long long を使用します。

符号なし

型に unsigned をつけると符号なしになります。
例えば、shortを使用しようと思うが負の値は使用しないとします。
この場合には、
unsigned short 変数名;
のように宣言します。
そうすると、short の値の範囲は -32768~32767 でしたが、負の値は不要なので
unsigned short に入れられる値の範囲は 0 〜 65535 になります。
負の値は入れられませんので注意して下さい。

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